白内障
白内障は眼の透明なレンズ(水晶体)が濁り、視界がかすんでしまう病気です。
主な症状には、かすみや色彩の変化、昼間のまぶしさが特徴です。とくに夜間は対向車のライトが眩しく感じます。
白内障は通常、加齢に伴って進行するもので、他にも外傷、糖尿病、長期間のステロイド使用、目の炎症などがリスク要因となります。
治療法としては生活に支障をきたすようになった場合、手術が一般的に選択されます。手術の時期は個人差があります。
手術は、濁ったレンズを取り除き、人工レンズで置き換えます。
手術後は多くの患者が視力改善し、日常生活においてクリアで快適な視界を得ることができます。
当院では、白内障の日帰り手術に対応しております。手術を受けたその日にご帰宅頂け、入院をする必要がありません。
「白内障・日帰り手術」に関しては、詳しくは診察の時にご説明いたします。
緑内障
視神経や網膜が障害され、視野が狭くなり、徐々に視力低下する疾患です。
40歳以上で17人に1人、70歳以上で10人に1人の割合で発症し、気付かれずに過ごし進行してからみつかることがありますので40歳を過ぎたらぜひ緑内障の検査をお勧めします。
遺伝性がありますので家系内に緑内障罹患者がいる方は要注意です。
緑内障にはいろいろなタイプがありますが、眼圧を下げることで神経障害の進行を遅らせることができるので早期発見、早期治療が重要です。
治療には、薬物療法、レーザー治療、手術があります。

ウイルス性結膜炎
流行性角結膜炎(はやり目)は感染者と接触して1〜2週後に急に目が真っ赤になり、めやにが出て、耳前リンパ腺が腫れて触ると痛みがあります。
また、発熱や喉の痛みを伴うと咽頭結膜熱(プール熱)になります。ともに1週〜10日で軽快しますが、感染性が強いので治るまで休学、休職が必要です。

アレルギー性結膜炎
花粉やハウスダスト、ダニなどアレルギーの素因があり、結膜の充血、痒み、白っぽい〜透明な糸を引くめやに、流涙そして時には鼻炎がみられます。
花粉によって引き起こされる季節性アレルギー(花粉症)のほか、ハウスダスト、ダニなどが原因の通年性アレルギーがあります。
アレルギー物質を避け、抗アレルギー点眼、ステロイド点眼で治療します。

ドライアイ
パソコンやスマホを使用する機会が増えていませんか?
午前中は無症状でも午後から夕方、夜にかけて目が乾燥し、ショボショボしたり、痛みを伴うようになってきたらドライアイが疑われます。
目を閉じてよーいドンで目を開けて、10秒間目を開け続けるのが困難な人はドライアイかもしれません。
またドライアイにはシェーグレン症候群などの全身疾患がかくれていることもありますので一度は検査を受けることが重要です。

加齢黄斑変性
加齢とともに眼底の中心部の黄斑に老廃物が蓄積し、やがて障害される病気です。像がゆがんだり、かすんだり、最終的には視力が低下します。
50歳以上で約100人に1人にみられ、高齢になるほど多くなります。遺伝的な要素や喫煙、紫外線の影響が関与します。
治療は、萎縮型は現在のところ治療法はありません。滲出型の場合、抗VEGF薬の硝子体注射が有効ですが、長期的な治療の継続を要します。
レーザー治療(光線力学療法)と組み合わせて治療することもあります。
禁煙、紫外線対策(サングラス)、緑黄色野菜などの食事、サプリメントなどで予防しましょう。

糖尿病網膜症
糖尿病患者で長期にわたる高血糖が網膜の血管にダメージを与え、網膜の出血や浮腫、血管閉塞がおこり、進行すると増殖性変化や硝子体出血へと病態が悪化し、視力に深刻な影響をもたらします。
初期症状はほとんど感じられませんが、徐々に視力低下や視野の欠損が現れ、最悪の場合、失明にいたることがあります。
診断は眼科での眼底検査で行われ、早期発見が治療の鍵となります。
治療法にはレーザー療法や注射療法があり、これらの方法により異常な血管を抑制したり浮腫を軽減したりすることが試みられます。
糖尿病網膜症に対する早期の対応と総合的なアプローチにより合併症の進行を遅らせ、視力を維持することが期待されます。

ぶどう膜炎
ぶどう膜は眼球の壁を構成する3層のうちの中膜(虹彩、毛様体、脈絡膜)で、血管や色素細胞で構成され、視覚に不可欠な栄養供給や免疫応答を担当しています。
この重要な組織が炎症をおこすとぶどう膜炎が発症します。
症状は、目の充血、光に対する過敏症、視力低下、眼痛、流涙などでこれらの症状が進行すると視神経や網膜にも悪影響を及ぼすことがあります。
原因はさまざまで感染症が最も一般的です。
細菌、ウイルス(ヘルペスなど)、真菌などが眼に感染することで発症することがあります。
日本人に多いぶどう膜炎には、サルコイドーシス、原田病、ベーチェット病がありますがリウマチ性関節炎や全身性エリテマトーデスなどの自己免疫疾患や悪性腫瘍、外傷が原因となることもあります。
ぶどう膜炎の診断は患者の症状や病歴、眼科検査、採血、全身検査などをもとに行われます。
しかし約3人に1人は原因がわからないとされています。
治療は症状の程度や原因によって異なり、抗生物質、抗炎症薬、ステロイド、免疫抑制剤、生物学的製剤の全身投与(点滴注射)などが使用されます。
ただし慢性化する場合もあり症状の変化に敏感であるべきで継続的に眼科医との密な連携が不可欠で早期の診断と治療で視力と生活の質を守ることができます。



